キューバ07 長距離バス
キューバ07 長距離バス
ハバナの道を歩いていたらなぜか便器が捨てられていた。
珍しいので写真を撮ろうとすると、その様子を不思議そうに見ている男がいたので便器ではなく彼にピントを合わせた。険しい表情で見ている彼の奥では、おっちゃんが微笑んでいる。
キューバではこのように何をするでもなく道端に突っ立ている(もしくは座っている)人は老若男女問わず結構いる。
色々なタイミングが重なり、すぐにハバナを離れることにした。キューバは東西に長い国。ハバナは西側にあるのでとりあえず東端を目指す。
長距離バスターミナルではチケットカウンターの女性スタッフがのんびりと仕事をしている。10人程しか並んでいないのに1時間は待たされる。
ようやく自分の番になると、どこからともなく男性スタッフが現れ女性スタッフに話しかける。どうやらランチを買ってきてあげたようだ。目の前の自分はほったらかしで、男性と談笑しながらサンドイッチを食し始める女性スタッフ。
「私これあんまり好きじゃないのよね」
みたいな会話をしているが知ったことじゃない。早くチケットを売ってくれ。
その後も色々あったが何とかバスに乗り込み、無事に出発することができた。目指すはハバナから約900km離れたキューバ第2の都市サンティアゴ・デ・クーバ。15:15発、翌7:30着。約16時間の道中、最後部座席でリクライニング無し。
ずっと座っているのが辛いので2時間おきの休憩の度に、バスを降りてストレッチをしていた。
旅アガーデンにつづく。