キューバ06 髪を切る
キューバ06 髪を切る
前回の続き。
キューバに着いたらまず髪を切りたかったので、床屋を探して歩いていた。
海岸通りを歩いていると建物の陰でトランペットを練習している男を発見。おおキューバっぽいと思って離れたところからしばらく見ていると、こっちに来いと呼ばれた。
「今晩ライブがあるから練習中なんだ。日本から来たの?このマウスピースを見てくれ。YAMAHA製だろ?日本のプロダクツは最高だよ。音がいいんだ。一曲聴いてくれ」
そう言うと上手にトランペットを吹きだした。2曲吹き終わると当然のようにチップをねだられた。よい音だったし写真も撮らせてもらったのでまぁいいかと30円程渡してその場を去った。
しばらく歩くと床屋を発見。覗きこむと手招きされたのでそこで切ることにした。
いくら?と聞くと「5CUCだ」と言う。600円程なので現地の価値としては非常に高額だ。しかし金銭感覚にまだ慣れてなかったためそれで切ってもらうことに。(今思えば1CUCでお釣りがきていいはず。)
先に切っていたおっちゃんがほぼボウズになっていたので「この髪型だけはやめてくれ」とお願いし、後は天に任せた。するとただのオールバックなった。
なんとも無難な髪型になったうえに床屋自体も日本の雰囲気とあまり変わらず、写真もほぼ撮らなかった。そしてその日1日は床屋臭い頭で行動することになった。
ちなみに匂いまで日本の床屋と同じでした。