キューバ05 10分で出会ったもの

Posted by on 2月 27, 2015 in Travel | No Comments

※今回の写真は豚の首なので苦手な方は飛ばしてください。

前回の続き。

キューバに着いて最初の朝を迎えた。昨晩泊まるはずだったドミトリー(相部屋)へと案内されると、ベッドが2つしかないただのツインルームだった。気になるもう一人の宿泊者はなんと韓国の美人さん。

その子に「ご一緒して大丈夫?」と聞くと「どうぞどうぞ」とのこと。南米を旅してきて日焼けで肌も黒く、英語がペラペラな豪快な子で特に気にしていない様子。今まで泊まった宿では無かった展開にこっちが気にしてしまったが、もちろんなにがあるわけでもなく。

 

カメラを持って外に出てみると昨夜とは空気が一変し、たくさんの人がいた。キューバの熱気を感じて一気にテンションが上がる。歩いてる人、何をするでもなく家の前に座っている人、自転車タクシーをこぐ人などさまざま。人物写真を撮ることが今回の旅の目的なのだが、いい被写体がたくさんいそうな匂いがする。

宿のすぐ隣では緑色の服を着たおしゃれな黒人のおばあちゃんが、歯をむき出しにして元気よくおしゃべりをしている。いきなり撮りたい被写体を見つけてしまったものの、勇気が出ず結局声がけできなかった。

 

歩き始めると建物の中からおっちゃんが手招きしていたので近寄ってみる。一所懸命に手元の機械の説明をしてくれるものの結局なんなのかよくわからない。

「そうなんだ、ありがとう。ところで写真撮ってもいい?」

今度はちょっと勇気を出して聞いてみると、快く撮らせてくれた。

再び歩き始めると、ドアの格子からのぞき見をしている少年と至近距離で目が合った。カメラを撮っていい?とジェスチャーをするとポカーンとしていたけど、軽くうなずいたような気がしたので撮らせてもらった。

それを見ていたのか、今度は少し離れたところで椅子に座っていた黒人の兄ちゃんの方から「写真を撮ってくれ」と言ってきた。しょうがないな~という素振りをしつつ内心はラッキーと思い撮らせてもらった。

次は何と出会うんだろうと歩いてると、道端に見慣れないものを発見。近づいてみると豚の頭だった。今まで見たことが無い光景で、これもキューバの日常風景だと思い写真を撮った。それがこの写真。

 

道端 / ハバナ Havana

道端 / ハバナ Havana

 

というように記事「キューバ2」から「キューバ5」までの4枚の写真は、キューバに来て撮影した最初の4枚を載せてみた。しかも宿を出て10分以内に撮れたものだ。

たった10分でこれだけの人や景色に出会えるキューバ。

「こりゃ3週間じゃ足りなかったかもな・・・」

と早速思いつつ、いい写真が撮れそうな期待に胸を膨らませながら再び歩き出した。

 

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